クレヨン、それからカレンダー

チラシの裏よりすこしひろい

感想が渋滞している、どうも話が長い、祖母と沖縄、観に行きたい映画

またぼやぼやしているうちに10月になった。下書きに長文の感想がたまっていく一方で、日記らしい日記が続いていない。

ツイッターの鍵アカウントでつけている日記はそろそろ一年になる。寝込んだりしてつけていない日もあるがおおむね毎日である。

毎日のことをつけるのにどうもブログはむいていないのではなかろうか。スペースが広いのでつい話が長くなる。

 

「ラヴズ・レイバーズ・ロスト」(シアタークリエ、2019)を観に行った。シェイクスピア未履修だが古典ベースのミュージカルならまずまちがいはなかろうと思い、実際とてもよい作品だった。よい作品だったので話したいことがたくさんあり、また下書きの感想記事が長くなっている。東京公演が終わるまでには書き終わりたいのだがどうなるか。

7月のビビを見た!の感想をいまだに書いてるの、もう流石にどうかと思うがめちゃくちゃに名作だったのでインターネットの片隅にでも記憶を残しておきたい気持ちがある。よかった。ほんとうによかった。

 

舞台だけでなく9月に見に行ったクリスチャン・ボルタンスキー展の感想も長い。本当に話が長い。いまのうちからこんなに話が長くて老人になったころにはどうするんだろうか。

 

新国立小劇場のことぜん3部作、ぜひ観たくて楽しみにしていたのだが日程がどうも行けなさそうだな…?と気がつき、チャンスだった三連休も台風の予報で天を仰ぐ。LLLを観たいま「どん底」観たら絶対クリティカルヒットを喰らうと思うのに…!

せめて「あの出来事」は観に行きたい。あぁ、しかし、台風どうにかならんだろうか…。戯曲だけでも買いたいな…。

 

9月に祖母の長寿を祝うため沖縄へ行った。昨年よりも元気そうでよかった。父方の祖父母と母方の祖父が死んだので、残る祖は母方の祖母だけである。大病をしているので元気なわけではないのだが、また祝いの席を設けられるといいと思う。母が買った派手な赤の腕時計を「上等ね」と喜んでいた。

 

創作物の沖縄出身者が「上等」というところをあまり見ないが現代沖縄では頻出単語だと思う。沖縄のイオンに日焼け止めを買いに行った際、「すげーな、イオンてどこでもイオンだな、沖縄に来てるってのは勘違いでこれうちの近所じゃなかろうか」と思いながらぼんやりしていたら近くを通ったギャルたちが化粧品かなにかを吟味しながら「なんねこれ?見たことないさ」「上等かねぇ」「上等よぉ一個ずつカプセルだもの」と話していて、ウワ!一気に沖縄!と思った。

 

観光で美ら海水族館にも行った。子供の頃には「サメだ!でかい!さかなだ!いろいろ!」というざっくりした興奮だったのが、大人になったいまは「オジサン!ユウレイボヤ!カイロウドウケツ!ヨダレカケ!!アンボイナ!!すげえ!!本とか平坂寛の記事でしか見たことねえ!!!」という具体的な興奮になった(生物ライター・平坂寛さんのファンなのでよく記事を読んでいる)。子供の頃より断然知識があるので、いまのほうが楽しいかもしれない。

あとサメの部屋に鮫皮を触り比べられるコーナーがあり、「よく刀の拵に使われてる白い粒のたくさんついた鮫皮に似てるのがある!あっでもこれエイの皮なのか…」と思ったら、あとで調べたらあれはエイの皮であっているらしい。

 

映画をよく見逃すのだが、珍しく逃さず見たいと思う映画がある。「ジョーカー」が多少のネタバレ含みで流れてくる内容を見る限りおそらく好みである。ただアメコミにうとく、かろうじて人に薦められて借りたバットマンダークナイトくらいしか知らない(ダークナイトめちゃくちゃ面白かった。もともとヒーローものにうといためダークヒーローという概念があまりぴんときていなかったのが、光では闇に飲み込まれてしまうから、闇を渡ってゆくことができる蝙蝠のバットマンでなければヒーローとして立ち続けられないのか…!と一発で納得いって映画ってすげえと思った)。どうしたものか、せめてバットマン3部作は履修した方がいいのだろうか…と悩み、職場の映画に詳しい人に「ジョーカー観る前に見た方がいいやつありますか」と聞いた。

ジョン・ウィック!!!!!」と返ってきた。

そうくるのか…。

1しか観ていないので2と3を早急に観て劇場に行こうと思った。